こんにちは。神谷です。
早速ですが、あなたはガクチカに自信はありますか?
- うーん、、微妙。
- まあ、悪くはないかなあ、、、
え、それで挑むの??
就活生の唯一の武器なのに??
はい、ウザい煽りはこの辺にして
“正しい”ガクチカの書き方についてお話します。
- 私はガクチカがないんです!!
- どうすればいいですか!!
っていう人も安心していいです。
学生時代なにも「すごいこと」やってなくても、余裕で就活できます。
てか学生なんて、みんなそんなもんだしね。
学生レベルの「頑張ったこと」なんか、本気で聞きたいと思う?
そもそもガクチカを聞く目的ってなんでしょうか?
答えから言います。
「あなたの強みはなんですか?」
これが聞きたいだけです。
要はわが社に利益をもたらす能力があるか見極めたい、と。
それをエピソードの中から見出そうとしている。
なので就活生は「私の強みはこれですよ!」が伝わるガクチカを書かなくちゃいけない。
でもさー、
みんな、“活動報告”してない?
- スタバでバイトリーダーをしてました
- 職場の人が仲良くないので、在庫管理や接客面で支障が出てました
- だから定期的に飲み会などのイベントを催しました
- 結果仲良くなって、店の運営も順調になりましたー
・・・うん、で?
その結果、あなたはどういう強みを発揮したの?
こういうガクチカがほとんどですね。
みんな
- もっと話が伝わりやすいガクチカを書こう
- もっと凄さが伝わる言い回しに書き直そう
とするんすよねーー
努力の方向性が違うんじゃ!
ぶっちゃけ
「何を頑張ったか」ではなく、「どのように頑張ったか」という“過程”
で、強みが伝わるんだよね。
つまり「頑張ったこと」ではなく、「頑張った過程」を言うべき
というのが正確なアドバイスになります。
ではどうすればそんなガクチカが書けるのか?
プロセスはこうです。
自己分析して、強みを把握する
自己分析の方法に関しては、また別の記事で詳しく。
色々な方法がありますしね。
ここでは代表的なものをあげます。
「過去の経験から帰納的に推察する」ことです。
要は、「昔やったすごいこと」を思い出し
そのとき発揮した「自分のすごみ」を書き出す。
各エピソードから出た「すごみ」の共通点が
あなたの強みです、と。
これが一番手っ取り早いですね。
だってあなた自身の経験だもん。
ガクチカのエピソードに絡めやすいし、素の自分を知ることができるし。
みんな会社受けのいい偽りの自分を演じようとするから無駄に苦労するんだよ。マジで。
本当に心の底から、強みだと思えることがわかるから
ガクチカを深掘りされてもスラスラ答えられるし、不自然さが生まれない。
それが伝わりやすいエピソードを選ぶ
自分で強みを理解しました。
じゃあ次は、相手に強みを理解させることです。
強みを伝えるために最適なエピソードは何か?見極めましょう。
大学時代たくさんのことをやりましたね?
- いや、僕は陰キャなので、引きこもってゲームしてただけです
- いや、私はバカなんで、毎日遊び惚けてただけです
それでいいんです。
大学のときにやっていた、”何でもないこと”の中に
必ず強みが隠れているんです。
僕の強みは「一つのことを突き詰めて考える力」だ!
でも学生時代は適当に飲んだり、クラブ行ったりして遊んでただけだな。。
というそこの君。
例えばクラブでは何か普通の人とは違う行動を取っていませんでしたか?
周りが踊ったりナンパしたりしている中、友達と腹を割って話したりしていませんでしたか?
であれば「一つのことを突き詰めて考える力」を「会話を通じて一人の相手を理解しようとする根気強さ」と言い換えちゃってさ。
学生時代は大勢と軽快にコミュニケーションを取るタイプではありませんでしたが、目の前の一人ひとりを大切にし、会話の中でその人自身がどういう人生を送ってきたか推測し、共感することで親睦を深めていくことをしてきました。
とか言っておけばいいんよ。
話を整える
ここでようやく、ガクチカを書き始めます。
「強みを伝える」ことを着地点として、ガクチカを書いてください。
これは基本的なガクチカのフレームワークです。
この構図で言うと、
④「考察」の段階でこそ、強みがアピールできます。
実際に「頑張ったこと」が事実としてありますよね?
じゃあそれ、どういうことを意識して頑張ったんですか?という”過程”の部分が考察です。
例えばバイトリーダーとして、職場の売上を伸ばした話なら
職場の方一人ひとりと話す機会をできるだけ設け、仕事に対する不満を聞き出した。この時その人のバックグラウンドを考え、頭の中で不満を仮説立てながら傾聴した。これにより職場環境の改善すべきポイントを絞り、店長と共に改装などに取り組んだ。
と書く。
実際にやったことだけを書くと、店内の改装、で終わってしまいます。
でもその過程を具体化すれば、
「あ、この人は、仮説を立てながら人の心に寄り添う”傾聴力”が強みなんだな」
とかなり明確に、かつ具体的に把握できますね。
そして注意点として、「考察」以外の部分は強みを伝えるために不必要なら全て蛇足です。
- これって強みを伝えるために必要かな?
- 強みを伝えるまでに、流れとして絶対に不可欠な情報かな?
何度も自分に問いかけて、修正していってください。
先程の例なら、どこでバイトしていたかという情報や、バイトリーダーをやっていたことは、話しの文脈上絶対に必要ですよね。
でも職場がもともとどういう雰囲気だったとか、客層がどうだったかとかは、
「考察」を伝えるために必要のない情報です。
そこでエラーを起こしている人は多いので、気を付けてください。
今回はざっくりと全体像をお話しました。
まだまだ方法論的、抽象的な内容が多いと思うので
具体的な話は別の記事やメルマガでお伝えしていきます。
今の段階ではまず、全体像を頭に入れておいてください。
それでは。
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